瀬戸内国際芸術祭アートの旅 2日目 ~直島・地中海美術館を中心に~

2日目です。本日は岡山県を離れ、香川県直島に行って参りました。
ついに念願の地中海美術館に行きましたのでそちらを中心に書いていきます。

続・KEIRIN HOTELが凄すぎる……!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競輪場と海が見える風景でおはようございます!感激して動画も撮ってしまいました。
起き抜けの寝ぼけた低温ボイスが恥ずかしいので公開ができませんが;

さてさて、本日のKEIRIN HOTEL10内レストランの朝食です。

 

 

 

 

 

和食か洋食から選べて、今回選択したのは和食の地元産の卵かけご飯と、岡山野菜のサラダやデリ、フルーツ等です!
ビュッフェは洋食も和食もあって大ボリュームでした。瀬戸内のオリーブ、紫キャベツを使った料理など美味しさ満載で全種類を制覇する勢いで食べていました。
本当に満足な滞在でした!

直島との再会、念願の地中美術館へ

ホテルのある場所から徒歩20分ほどあります。出るのが遅れてしまい、走って宇野港へ。
なんとか出発に間に合い、宇野港から直島へ。港からも見える距離にある島で所要時間は20分と短め。

というわけで帰ってきたよ、直島!

今回は念願だった地中美術館、ベネッセハウスミュージアムなどを中心に見てきました。
やっと3年前のリベンジを果たすことができるぞ~!

・地中美術館

 

 

 

 

 

※館内は撮影禁止のため、作品感想のみ

いやあ…。

凄かった、来てよかったの一言。

まず、建築が凄い。
瀬戸内の青空や風土を生かした1階部分と、大理石造りの空間。この空間に居られるだけで本当に来て良かったと思う。

クロード・モネ<睡蓮の池>
展示室がある広間の最奥に広がる、全体が青の地に紫がよく映える美しい絵画。200cm×300cmもある長大な作品で、
この繊細な彩色や筆致のものを、白内障を患っている時期の80歳前後に描いた作品であることに驚きます。

また、地中美術館へ続く庭園では睡蓮や柳などモネの愛し、表現しようとした自然の風景がありました。
作品を鑑賞する前と後で印象が異なりますね。

ウォルター・デ・マリア<タイム/タイムレス/ノー・タイム>
直径2.2mで誤差が1ミリ以下の正確な花崗岩の球体、天井からの自然光、金箔を施した木彫が教会を思わせる、静謐な空間のインスタレーションです。
私はこちらの作品の空間が大変気に入り、ずっと居てみたくなりました。
時間帯により、部屋の採光状況が劇的に変化する作品ということです。つまり何度訪問しても異なる表情を見せる作品ということで。
比較をしてみたいので、また近いうちに再び訪れたくなりますね。

ジェームズ・タレル<オープン・フィールド>
一見、長方形の青い光が映し出されている…と思いきや、階段を上ると中に入ることができる空間になっていることが分かります。
また、その空間に入ることで光について体感することができるインスタレーションです。
絶妙に計算された作品だと思います。

ジェームズ・タレル<オープン・スカイ>
展示室に入ると明るい光、見上げると天井が長方形に切り取られており、屋外と一体になっていることがわかるインスタレーションです。
光はLEDを使用しているようで、こちらも日によって見え方が異なるようで、ナイトプログラムのツアーもあるとのこと。
この日は青空でしたが、ぜひぜひ夜空バージョンも見てみたい。
うーーん、また地中美術館に訪れたくなるじゃないですか。ずるいです。

・ベネッセハウスミュージアム

ホテルとギャラリーが一体となった施設です。平日に行ってもう少し宿泊費が安ければ泊まってたと思います。

彫刻、絵画、インスタレーションなど展示作品のジャンルはさまざま。良い作品は多かったのですが、あまり写真を撮っていなかったです。

下記の作品は作品名と作者名を記録しておらず、申し訳ないです。
形が絶妙だなと思いました。

・VALLEY GALLERY(ヴァレー・ギャラリー)

谷間に設定された、野外展示です。

草間彌生<ナルシスの庭>
ステンレス製ミラーボールを大量に敷き詰めた作品。
晴れの日の光でボールが眩しく光るのが印象的。
池に配しているものは、風に揺られてボールがぶつかり合う音が鳴るのも趣がありました。

・李禹煥(リー・ウーファン)美術館

現代美術の潮流で、60年代後半~70年代前半の「もの派」を理論的に主導してきた作家の、初の個人美術館。
屋外展示と屋内展示の両方があります。

<関係項-対話>
2対の自然石が対面し、対話を表現した作品。
間に鉄板があるのは、コミュニケーションに壁があることの表現でしょうか。
配置されている距離感も対話することの繊細さ、複雑さを感じさせます。

小豆島に渡ったものの…

直島・宮ノ浦港から小豆島・土庄港へ移動。
始めて高速船に乗りました。
フェリーよりも揺れが大きいのですが、揺れが適度に心地良いせいか、気づけば母共々昼寝していました^^;
波がやや高いところでは、少し波に乗っているような感覚もあって楽しかったですね。

到着後は港周辺を探索。

上 チェ・ジョンファ<太陽の贈り物>
下 キム・ヒョンミン<再び…>


どちらも、フォルムが美しいです。「太陽の贈り物」は、よく見ると金色のオリーブの葉の一つ一つにお願いごとと、書いた人の名前が刻まれています。「平和」と「繁栄」がモチーフのためか、世界平和を願う言葉もありました。

その後はバスに乗って「迷路のまち」エリアに足を運ぶはずが、バスの経路や時間が複雑で、結局交通機関は使わずに徒歩で向かうことに。
かなり道が複雑で大分モタモタしてしまいました‪💦‬

辛うじて、撮れたのはソピアップ・ピッチ<La dance>。

リサイクル販売店から買い集められたアルミ製品で形作られた、百日紅の樹。
遠目から見ると本当に木の枝がダンスしているように見えます。原材料を全く意識させず、優雅な美しさすら感じます。

日も暮れて暗くなっていく頃に到着したため、あまり作品の鑑賞ができなかったです。
夕焼けを眺めつつ土庄港に戻りましたが、バスの路線を理解していないことが原因でかなり遠回りのバスに乗っていたようです。

宿泊先がまさかの山の上

乗り換えのバスで移動している最中は真っ暗で、本当に着くのかと母を不安にさせていました。申し訳ない……。

辺りは真っ暗な中、小豆島のオリーブ公園の周辺に到着。真っ暗なものの、宿泊先の「プチホテル サザンモースト」は近くにあるはず…と思いきや、ホテルのある方向を見上げたところで明かりが。
どうやらかなり高い場所にあるようです。なんてこった。

予約時はオーシャンビュー、バス停から徒歩10分と記載があったため、山の上とは思わなかったのです。島しょ部の土地の険しさを侮っていました。

空を見上げると札幌ではお目にかかれない、一面がきらきらの綺麗な星空が。
しかし、険しい坂道の中キャリーケースを引っ張っていたので写真を撮る余裕はありませんでした😭

そんなこんなでやっと到着。
少し遅れて母も到着。これに付いてこれるアラセブンの母の体力は凄すぎる。母は本当にイケメンだと思いました。

2日目総括

直島は移住したくなる場所ナンバーワンですね…!
お金と仕事があれば是非考えたいです(笑)
本村方面の「家プロジェクト」などは今回も回ることができなかったので、また訪れたいです。

小豆島についてですが、レンタカーを利用しない場合、計画立ての難易度がかなり高いです。
というのも、島が広いこともありバスの路線がかなり複雑で、瀬戸芸公式ガイドブックに掲載されているもののみでは分かりにくく、現地で時刻表を貰ってやっと理解できました。場所によってはバスの本数が少なく、鑑賞できるものが限られるかと思います。

自転車で回っている方もいましたが、電動自転車であっても島が広いため場合によってはかなり体力がいると思います。
次回、もし小豆島を訪れる際は事前に車の運転の練習した方がよさそうですね。

結局、この日は母が持っていたおやつや非常食のカロリーメイトなどを覗き、昼も夜も食べませんでした。
朝食を沢山食べていて本当に良かったです。